カメラマンのみなさん、おつかれさまです。
全東役員の門間です。
ちょっと間が空いてしまいましたが、6月30日納涼浴衣撮影会の午後の部でミス日本ネイチャーの竹上萌奈さんを担当しました。
当日設定したロケーションの中で青い番傘を使ったところがありますが、太陽光が透過して写真全体が水色に被ってしまった方はいませんか?
いつもは特に補正が必要になりそうな場面では、その場でカメラの設定を申し上げることもあるのですが、当日は囲みが大きかったので割愛しました。
そこで、今日は水色に被りの出た写真をきれいに補正する方法をアドバイスします。
やり方は結構簡単です。レベル補正でレッドチャネルのハイライトポイントをほんのちょっと切り詰めるだけです。トーンカーブでも同様に処理できます。RAW撮影しておらず、JPGファイルしかない場合でも対応可能ですので、うまく色の被りが取れない方は試してみてください。
■レベル補正を使う方法
フォトショップのような画像処理ソフトか、レベル補正機能のあるRAW現像ソフトに写真ファイルを読み込ませてレベル補正機能を呼び出します。
※RAW現像ソフトであってもJPEGファイルを編集できることが多いので、RAW撮影していなくても気にせず開いてください。この程度の編集なら画質劣化もわからない程度です。
レベル補正の設定画面で、赤チャネルを選択し右端のスライダを少しだけ内側に寄せます。
やり過ぎると派手派手になってしまうので絵を見ながら健康的な肌色が出る位置で止めればOK。
派手になり過ぎたら戻すか、彩度を下げて調整することもできます。
■トーンカーブを使う方法
レベル補正とほとんど一緒です。
トーンカーブの設定画面を開いたら、赤のチャネルを選択して右上のポイントを左側にほんのちょっとスライドさせるだけです。トーンカーブといっても線を曲線にしなければならないということはないです。このケースでは線の傾きが変わりますが、直線のままです。
いかがでしょうか。
レベル補正やトーンカーブというと、画像の明るさやコントラストを調整するツールというイメージがあるかもしれませんが、色チャネルを明示指定することで色調補正に使用することできます。
モデル=2013年度ミス日本ネイチャー・竹上萌奈
補正前の原版と比較したい方は次回以降の撮影会の会場でお見せできますので、集合写真待ちや休憩時間などに声をかけてください。
ところで、先日アウトドアショップにトレッキングシューズを買いに行ったのですが、なんと店頭で配布していた冊子の表紙が竹上萌奈さんでした。
ミス日本ネイチャーということでこのような活動もされているのですね・・・
全東京写真連盟 門間正之