当日は朝から雨で一時的に小雨になる時間帯もありましたがついに最後まで雨は止みませんでした。
以前、撮影仲間と話しているときに「雨が降ると撮影が雑になるんだよなー」と、はっきり言葉に出された方がおり、自分でも薄々わかっていたつもりでしたが明確な言葉になるとグサッとくるものがありました。
そのようなことで、雨が降ると必ず「雑になってないか」と自らに問いかけるようになりました。
さて、本日の作例ですが雑になっていないかどうかは別として、雨が降ると傘をさしたりモデルさんの足元も注意しなければならないのでいつもと同じというわけにはまいりません。特に傘が顔にかぶらないように傘を寝かせて肩の後ろに背負うポーズになることがよくあります。
それでいつもの様に撮影すると、背景は傘しか映ってないような絵になることがあります。
そこで、本日の作例2枚目のように少し引いて広く撮影するか、3枚目のように傘はまっすぐ立てたうえで少し高く持ってもらうようにすると背景はよく見えてきます。このとき、傘を上げすぎて写る範囲には傘の軸だけしか入っていないようだと少しおかしくなります。
ほかにもいろいろ工夫できると思いますので、次の雨までに作戦を立てましょう!
モデル 全東京写真連盟・髙畠祈莉
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写真と文 全東京写真連盟 門間正之